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【年代等】享保2年4月作（大学詠歌）。【備考】分類「往来物・漢学」。8代将軍・徳川吉宗の命により、室鳩巣が『六諭衍義大意』とともに庶民教化用の手本として著したもの。【作者】室鳩巣作。早印本。比較的稀書（全国に所蔵数カ所（国文学研究資料館DB））。★原装・題簽付・状態良好。享保16年1月作（病中のすさび）。 商品説明 ■五常五倫名義〈附大学詠歌〉（宝暦板系統A）宝暦11年・前川版【判型】大本1冊。跋文の最後に「享保癸卯冬十一月既望」と記すため享保8年作と判明するが、上梓年月・出板者名は不明。宝暦11年9月初刊（［江戸］前川六左衛門原板）。また、本書の異板として、施印本で『五常五倫名義集』と題したものや、同じ本文を楷書体の漢字・片仮名交じり文で記した同名の刊本など数種あるが、底本は、行書・6行・ほとんど付訓の宝暦11年板系統で、後半に「大学詠歌」「病中のすさび」の2編を付す（後印本には「病中のすさび」を欠く本もある）。前者は『大学』中の要語、すなわち「明明徳」「新民」「止至善」等の語句を詠んだ和歌を掲げて解説したもので、後者は幕府の政策、特に物価対策に見られる仁政を説いて、報恩としての勤倹生活を勧めた一文である。『五常五倫名義〈附大学詠歌〉』は、「五常（仁・義・礼・智・信）」「五倫（父子有親・君臣有義・夫婦有別・長幼有序・朋友有信）」のそれぞれについて平易な和解を施した往来。縦257粍。享保8年11月作（五常五倫名義）。