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サイズは、フタを含めた全高が約89cm、フタを外すと75cm。注入口の最大直径が12cm、穴自体の直径は約7cmです。“聖水”は、村の重要な儀式、例えば部族戦争の出陣式や、高位に属する人々の婚姻の儀や葬儀などの場で、シャーマンによって使用されたとされています。およそ半世紀前の製作と推定されますが、極めて限られた数量しか作られなかったと言われており、現在では収集はほぼ不可能です。特に有名な場所が、最東端のイリアンジャヤ州です。取っ手部分の最大横幅はおよそ39cm。 鉄木（アイロンウッド）に似た、硬いBangrishと言う名の木を使用したとされていますが、素材の学名は不明です。インドネシア文化宮ブログサイトhttps://grahabudayaindonesia.at.webry.info/   おそらく、西部ニューギニアに暮らすダニ族やアスマット族が使用しているような、蜂蜜と樹液を混ぜて作った接着剤のようです。 商品説明 カリマンタン島ダヤク族（ケンヤ族）の“聖水の壺”（博物館レベル）   “多様性”から成り立つインドネシアには、世界的に有名な原始美術（プリミティブ・アート）の故郷がいくつも存在しています。どれほどの量の水が入るのかについては正確な計量をしていませんが、おそらく5～6リットル程度ではないかと思われます。木と甲羅部分は、特殊な樹液で接着してあるようですが、それが森のどのような樹木から採集したものかは分かりません。全体の重量は約5.7kg。この容器については学術研究が皆無の状態で、また神聖さが故に、外来文化（例えばキリスト教の布教と共に入り込んだ20世紀文明）が入り込むや、人前に出されることが少なくなり、その結果、博物館やコレクターの手に渡ることが極めて稀であったと言われています。また注ぎ口にも細い亀裂があり、修復跡があります。また、亀の甲羅面と木材面との接合部にも同様な亀裂が見られます。   インドネシア文化宮は、インドネシアの24時間ニューステレビ局『メトロTV』東京支局がプロデュースするインドネシア情報発信基地です。もちろん、シャーマンが執り行う、村の悪霊払い、そして病気治癒の祈祷などの場面でも使用されたものと思われます。一方、ドラゴン・ドッグをモチーフとした大きなフタは、高さ21.5cm、直径が下部で5.5cm、上部で12cmです。 写真は、広義のダヤク族の中でもケンヤ(Kenyah)と呼ばれる社会で、かつて貴族階級に属するシャーマンが“聖水”を保管するために使用した特殊な容器です。奥行きは約16cm。予めご了承お願い致します。近年、キリスト教が村々に入り、シャーマンの存在意味が薄れ始めた以降は、“聖水”の代わりに、果実酒やどぶろくなどの保管容器として使われたと言われています。 経年に伴い、甲羅面の一部や木材面に極細のヒビが入っている個所があります。このため、実際に水を注いでみたところ、多少の水漏れが見られ、液体を入れることはお薦めできません。注入口から底までの深さは約70cm。 宅急便で発送し、送料はこちらで負担致します。アスマット(Asmat)地方やセンタニ(Sentani)湖周辺、そしてチェンドラワシ(Cenderawasih)湾一帯などの物が、世界中のコレクターに知られています。甲羅部分の高さが約45cm、横幅は約30cm。 甲羅の表面には、ダヤクの神話上の神様である“Aso（ドラゴン・ドッグ）”が彫りこまれています。一木彫りで、容器部分には亀の甲羅が使用されています。そしてその西部ニューギニアに引けを取らない、高いレベルの原始美術が育った地域がカリマンタン（旧ボルネオ）島です。脚部分は三点で固定する構造ですが、運搬用に背負うことができるようにロタン（籐）の繊維で編んだ紐が付いています。同様に、取っ手部分もドラゴン・ドッグの形に仕上げてあります。